すべての大学関係者の皆様へ 2000年12月2日

年末カンパのお願い


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日頃よりの皆様の温かいご声援とご協力、ありがとうございます。

京滋地区私立大学非常勤講師組合は、経済的にも精神的にもゆとりのない非常勤講師が懸命に活動を維持しております。大学においても雇用の多様化、不安定化がすすむ今日、すでに従来より不安定な身分におかれたきた私たち非常勤講師の組合運動の重要性はますます高まっておりますが、私たちの運動は、ひとえに皆様のご協力に支えられております。組合活動の意義をご理解いただき、この度の年末カンパへのご協力を是非ともよろしくお願い申し上げます。

大学の非常勤講師は、大学教育の担い手として、大学全体の教員数に占める割合の上でも,全ての講義数に占める割合の上でも,今やおよそ半分を占めるにいたっています。大学教育において非常勤講師が果たす役割と責任は、今後ますます質量ともに大きくなっていくものと思われます。

しかし現状における非常勤講師の置かれた状態はきわめて劣悪なものです。関西においては非常勤講師給は1コマの単価が約2万5千円ほどで、ボーナス,退職金はほとんどなく、私学共済にも厚生年金にも入れず高い国民健康保険料を乏しい給料から支払い、研究活動もすべて自前でやらなければならない、という状況は、教学の見直しを唱える昨今の大学改革の中でも、依然として放置されたままです。週に10コマ働いても年収で約300万円にしかならないのです。これでは家庭生活を維持することも困難です。一方で業績を求められても、研究書を買う費用や学会に参加する交通費すら、困難な中から自前で捻出しなければならないのです。仮に週20コマ授業をこなしても年収はやっと600万円に達する程度ですが、週20コマというのは、研究時間はもとより健康の維持そのものが困難な条件と言わざるをえません。

しかも非常勤講師の仕事については大学の一方的な都合で簡単に雇い止めが行われてきました。大学が必要と言えば、非常勤講師は健康に配慮することもせず過重なコマ数とマスプロ授業を担当し、教学に積極的な協力をしていても、大学の都合が変われば従来の貢献は一顧だにされることなく、雇い止めになってしまい、教学改革については方針だけを知らされ、現場でそれを担う非常勤講師はほとんど何の意見も聞かれることがない、という状況が、依然として続いております。

私たち非常勤講師組合は(1)単価を最低月額3万円に上げること(2)一方的な雇い止めや急激なコマ減をやめること(3)私学共済に加入させること(4)非常勤講師の教学参加の道を拡大し、教学上の条件整備を行うことなどを主要な要求として京滋地区の主要4大学と交渉を重ねてきました。組合発足以来非常勤講師はもとより、多くの専任教職員の皆さんが共感を持って私たちの主張を理解して下さるようになりました。また専任教職員組合からも様々なご協力を頂いております。おかげさまで大規模な雇い止めを阻止したり、教学条件の向上、健康診断の実現など、組合運動は少しずつ成果をあげつつあります。

どうか今後とも物心両面でのご協力をよろしくお願いいたします。

年末カンパへのご協力をお願いします。
非組合員の非常勤講師の皆さんは、是非組合にご加入下さい。
専任教員の方も組合員、あるいは賛助組合員としてできるだけご参加下さい。
郵便振替番号は 「京滋私立大学非常勤講師組合」 01020-7-24880 です。

非常勤講師の皆様へ

すでに来年度のコマの依頼の時期に入っております。雇い止めなど、納得のいかない通告がなされた場合は、すぐに「わかりました」と言ってしまわず、例えば次のようにご対応下さい。

1) 「困ります」「納得できません」などの意志表示を行う。

2) そう言いにくくても「少し考えさせて下さい」と言って、即答を避ける。「組合に相談したいので,少し時間を下さい。」(非組合員も、こう言って頂いてけっこうです)。「知り合いに相談したいので、少し時間を下さい。」などのヴァリエーションも。

以上のようにとにかく即答を避け、じっくり冷静に考えたり、誰かに相談したりする時間を確保して下さい。一人で悩まず、簡単に諦めず、できるだけ誰かに相談しましょう。組合へも是非お気軽にご相談下さい。組合ホームページをご利用いただくこともできます。


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© 京滋地区私立大学非常勤講師組合