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例えば、― 履修者がなく「休講」の場合、2ヵ月分給与でお払い箱!(契約書第4条)
だけど〜→「労働基準法」第26条は、「使用者の責による休業」の場合、平均賃金の60%以上の手当ての支払を義務づけています。
○脇田 滋氏(龍谷大学・労働法)が「契約書」を徹底分析。
―「契約書」不提出による、労働契約の解約や実際的不利益はないと指摘 ―
京滋非常勤組合は、これまで同志社大学に対し、労働者の権利を守る立場から、労働条件の明文化を要求してきました。しかしながら、この4月、同志社大学から送り付けられた「嘱託講師契約書」なるものは、私たちの期待に応えるどころか、大学側の言い分だけを盛り込む内容のものでした。
また、「説明責任」が社会関係のキーワードになりつつある21世紀に、契約の一方の当事者である私たちに何の説明もなかったことも問題です。組合はこれまで同志社大学との信頼関係を大切に交渉を続けてきました。けれども、大学側が法律が要求する最低の労働条件さえ保障しないという態度にでるならば、当然、私たちもそれなりの対応を取らざるを得ないでしょう。
脇田氏は、「契約書問題」は非常勤講師の地位改善につなげるよいチャンスとも指摘。今後、組合はこの問題に関して同志社大学に交渉を要求する予定です。
*脇田報告の内容と資料は、氏のHP(有期契約)でご覧下さい。
タイトル:「同志社大学嘱託講師契約書をめぐる個人的見解」
http://www.asahi-net.or.jp/~RB1S-WKT/ws010430.htm (組合HPにリンクあり)
大会は、2000年度の活動総括案、活動方針案、会計報告・会計監査報告、予算案などを採択し、新しい執行委員会役員を選出しました。また、京滋私大教連の多胡正紀副委員長、阪神圏大学非常勤講師組合の長沢高明委員長、そして、不当解雇撤回を裁判で闘われている吉田誠さん (奈良芸術短期大学) が、お忙しいなか連帯の挨拶にかけつけてくださいしました。なお、当初予定していました斎藤敏康氏の講演は、都合により延期となりました。ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。
2001年度の活動方針を決定。
○はじめに
今日少子化の影響が本格化する中、大学は淘汰の時代に突入しつつあります。教育の領域でも利益や効率を優先する考え方が公然化し、教員職員を問わず不安定雇用の拡大が急激に進んでいます。すでに不安定な雇用形態で働いてきている私たちが、この雇用形態の実態を明らかにし、改善を訴えていくことは、私たち自身にとってのみならず、大学で働くすべての労働者にとっても大学で学ぶ学生にとっても必要であると考えます。
私たち非常勤講師はわずかな時間給で研究費や研究環境はもちろん、授業準備や教材費すらも不充分な条件下、専任教員と同じレベルの業績、同じ質の授業の供給を求められ、過酷な努力によってそれに応えています。しかも大学や担当教員の一方的都合による雇い止めの不安に常にさらされ、1年先の生活の見通しすら立てられない不安定な身分におかれているがゆえに、この待遇の不当性を訴えたり、雇い止めなどに抗議したりすること自体が困難な状況におかれています。
大学経営は、自由にものが言えない労働者の弱い立場を利用しながら成り立ってきたと言っても過言ではありません。そして危機に直面して真っ先に切り捨てられるのは非常勤講師などの不安定雇用労働者なのです。私たちのような立場の弱い労働者が生活を守り不当な労働条件を少しでも改善していくためには、団結こそが力となります。労働組合の必要性、重要性はますます高まっています。非常勤講師ひとりひとりの力を結集して組合活動を維持発展させていこうではありませんか。以下項目別に今年度活動方針を提案していきたいと思います。
(1) 四大学交渉
今年度も引き続き粘り強く各大学との交渉を進めていこうと思います。基本的に昨年度の諸要求を継続していきます。とくに私学共済加入実現までの国保料補助の早期実現をめざします。賃金については、昨年より同一労働同一賃金の原則に基づく評価を求めてきました。昨年の春闘で資料として配布しました労働省の報告にも現れているように、パート労働とフルタイム労働の格差をこの原則により是正していくという国際的に取り組まれてきた方向性が、ようやく日本においても検討されるようになってきました。今年度は同一労働同一賃金についての組合内部での理解を一層深め、大学交渉に生かしていきたいと考えます。
その他、組合員の要望を丁寧に取り上げて交渉していきたいと思います。例えば若い世代の組合員から産休の保障を求める声が挙がっています。無給の産休については数年前の交渉で各大学とも「保障する」と回答していますが、今年度はあらためて具体的な内容を確認していきたいと考えます。
昨年度は7月に各大学に交渉を申し入れ、9月に行いましたが、今年度はなるべく早い時期の交渉を目指したいと思います。それにつけても四大学とそれぞれに交渉することは、ただでさえゆとりのない非常勤講師にとって大変な負担です。しかも各大学間に多少の条件の違いはあるものの、全体としてはほとんど共通の課題を抱えており、共済加入問題のように、一大学では不可能、とされるものもあります。そこで今年度は四大学に一緒に交渉に参加してくれるよう、要望することを考えています。
*以下、要約。
(2) アンケートの報告
アンケートの集計結果報告をできるだけ早くまとめ、大学非常勤講師の実態を社会的に明らかにしていく。労働問題の専門家を招き、アンケート報告集会を開催する。
(3) 首都圏、阪神圏組合との交流の推進
首都圏組合、阪神圏組合との交流を積極的に進めていく。非常勤講師問題への文部省、労働省など関係各省庁の理解を求める活動を、首都圏、阪神圏と共同で進めていく。とくに育英会の奨学金返済免除問題については、育英会、文部省への申し入れを行う必要がある。
(4)「くみあい通信」、ホームページ
組合員の声を反映させた紙面づくりを目指す。ホームページは最新情報を掲載し、非常勤講師の切実な声を集めるために、いっそうの充実を図る。
(5) 専任組合との交流
今年度はできるだけ専任組合との交流の機会をもつようにする。また、私大教連との連携をさらに進めていく。
(6) 組合員の拡大、執行委員会の拡大
組合活動は何と言っても組合員の協力によって支えられており、ひとりでも多くの仲間と共に進んでいけるよう、周囲の非常勤講師に呼びかけていく。各大学での職場集会のような試みも、できる範囲で継続していく。
当組合は時間的にも経済的にもゆとりのない大学非常勤講師自身によって運営されており、なかなか充分な活動ができていないと感じざるをえません。組合活動を拡大し活性化を図ることは、多くの皆さんの参加がなければ不可能です。また、学習会や講演会など、やりたいことやらねばならないことはたくさんあり、そのために多くの非常勤講師の皆さんの積極的な参加と協力を得るようにする。
○執行委員長:福田拓司(新)
○書 記 長:伊藤久美子(継続)
その他、執行委員数名
長い間、御苦労様でした。
◎旧執行委員長の吉田浩司さん、
◎旧副委員長の石黒やすえさん、
任期中、組合・労働運動の前進のためにご尽力くださり、本当にありがとうございました。
国立情報学研究所がやっている「研究者公募情報」のページ http://cis.nii.ac.jp で自分にあった公募情報を入手できます。キーワードで検索できて便利です。
「公募」とは名ばかりと言われますが、「本当の公募」で、常勤職に就いた人も案外(?)沢山います。京滋非常勤組合のホームページからもアクセスできます。ご利用ください。
○公募情報をEメールでお届け ― HPへのアクセスが面倒くさい人は ―
首都圏大学非常勤講師組合は、毎週、公募情報を電子メールで送るサービスをしています。内容は上記「研究者公募情報」に首都圏組合が独自に集めた情報がプラスされています。首都圏組合の組合員でなくてもOKです。
受信を希望される方は、「公募情報受信希望」と書いて下記アドレスまで。
首都圏大学非常勤講師組合 公募情報:s-kkch@pa2.so-net.ne.jp
*「研究者公募情報」に載っていない公募情報をキャッチした方は、ぜひ、同アドレスに情報を送ってください。
連絡先は:hijokin@mint.freemail.ne.jp です。
♪心よりお待ちしております。
― 首都圏大学非常勤組合総会 ―
=総会を傍聴して=
3月27日、首都圏非常勤講師組合の総会が開催されました。首都圏の組合は執行委員が30人も!いて、活動に活気があったのがとても印象的でした。
2000年度、新しく解雇問題で争った3件のうち、2件は解雇を撤回させ、残りは1件は現在交渉中とのこと。撤回交渉では、組合が詳しい説明を求めただけで、解雇を取り消すというケースもあったそうです。
春闘に向けては、労働条件の改善で、○賃金を最低3万円以上(慶応大すでに実現)、数年以内に5万円にする ○研究費、一時金(法政、駒沢、桜美林、東経大、中央で実施)、退職金(立正、杉野、相模女子で実施)の支給などを要求しています。
ユニークな要求としては、○身分証明書の発行(早稲田、芝浦工、駒沢、都留文科、都立短大などで実施)や、○専任教員のアルバイト的な非常勤の原則禁止を掲げています。
△ ▽ △ ▽
「文部(科学)省との交渉を一緒にやりましょう!」と声をかけられました。是非とも実現させたいと思いました。
首都圏組合のホームページは以下の通り。
京滋組合HPにもリンクがあります。
http://www.os.rim.or.jp/~town/univ/index.html
http://quoniam2.social.tsukuba.ac.jp/yamane/union.shtml
(T子)
講師:斎藤敏康氏(立命館大学・中国語)
*日程・場所は只今調整中.決まりしだい,ホームページ・電子メールやビラにて,お知らせします.
佐々木毅東大総長は、次のように語っています。
戦後の大学がなんとか持ちこたえてきた裏には、非常勤講師をほとんどただに近い給料で大量に雇用して「大学教育」と称するものを行なってきたことがある、と私は考えています。このことはある意味で、日本の大学の恥部だと言っていいのではないでしょうか。一方でほとんどただみたいな給料で教えさせておいて、もう一方ではそれとあまり大差のない教育活動をしている人が給料を丸ごともらえるという、その間がないという仕組みは、人事の運用上はおおきな問題だと思います。
― 今のような非常勤講師料ではなく、もう少しリーズナブルな生活がある程度でき、しかも教員としての経験を積むことができるような仕組みとか、フルタイムと非常勤講師の間にもっと多種多様な中間的な雇用形態を工夫すべきではないか。『論座』2001.5より
(傍線は引用者)
当然、改革の流れを楽観的に期待はできません。当事者である私たちが声をあげなければ、更なる不利益を押しつけられることになるでしょう。要注意です。
■ご存じのとおり、京滋地区の私立大学でも急速に大学改革が進められています。しかしながら、「改革」が私たちのあり方をどのように変えるものなのかは、相談もなければ、知らせてもくれません。 大学改革という嵐に翻弄されないために、一人でも多くの方が京滋非常勤組合に結集されることを呼びかけます。
■非常勤講師および過去に非常勤講師をされていた方も加入できます。「規約」は郵送します。ご請求下さい。組合HPでも見られます。
■専任教員のみなさんも、賛助会員として加入できます。
■加入手続きは、本号の「申し込み用紙」をご利用ください。「申し込み用紙」と同じ内容を電子メールでお送りくださっても結構です。
※組合員の名前を勝手に公表するようなことはありません。
郵送の場合: 〒602-8469 京都市上京区中筋通浄福寺西入ル中宮町311京滋私大教連気付 京滋地区私立大学非常勤講師組合
ファックスの場合:0745−32−0431(石黒やすえ)
*事務連絡の都合上、手続きに日数がかかる場合があります。予めご了承ください。
□私は京滋地区私立大学非常勤講師組合に加入します。
□私は京滋地区私立大学非常勤講師組合に賛助会員として加入します。
氏 名:
住 所:
電話・FAX:
Eメール:
専門分野:
担当科目:
勤務大学・非常勤校:
専任校:
組合に対するご意見・ご要望:
*組合費は裏面をご覧下さい。
「通信」23号は、宮城美雪が編集担当しました。